札幌の賃貸マンションでも、オール電化物件がずいぶん増えました。
そして、「オール電化は、トータル光熱費が安いよ!」と勧められ、
引っ越しした途端に、電気代が爆上がりしたのは我が家です
札幌の一人暮らしで、オール電化物件は損なのか、得なのか?
でも。
今のところは引っ越さずに様子を見ているのは、やっぱりトータルで「悪くない」と感じているからです。
その理由(つまりメリット)、ウチのオール電化で一人暮らしの電気代、後悔したことをざっくりまとめておきます。
来年の今頃に読み返す予定で
札幌一人暮らしにオール電化物件はおすすめ!だが万が一の対策が必須
オール電化物件とは、その名の通り灯油やガスは使わず、エネルギーは電気のみ。
お風呂を沸かすのも、暖房も、台所で料理するのも、全部が電気!
そして実際にオール電化マンション(1DK)で暮らした感想は、
一人暮らしなら、トータルでは得だと思います
放火でもない限り、火事の心配がないこと。
時間帯によっては、電気料金が安くなる料金プラン(オール電化用)があること。
一人暮らしは自分の裁量が全てなので、マネージメント次第では、電気料金はかなり圧縮できる感触です。
でももちろん「損」しがちなデメリットもいくつか・・・(後悔しました)。
電気料金や節約ポイントも合わせて、細かく書いていきます!
札幌一人暮らしのオール電化:電気代や料金プラン(ほくでん)
まずは、オール電化物件で絶対に避けられない話題、電気代について。
戸建てのオール電化では、10万円を超える電気代も報道されましたが、さて一人暮らしの我が家では?
札幌一人暮らし・オール電化:我が家の電気代と料金プラン
【2022年12月~2023年3月の電気代】
年月 | 電気代(円) |
2022年12月 | 41,258 |
2023年1月 | 47,042 |
2023年2月 | 50,927 |
2023年3月 | 38,178 |
私が住んでいるのは、札幌市内の鉄筋コンクリートマンション(1DK)。
オール電化で、蓄熱式暖房のパネルヒーターです。
日中はほぼ不在で、たくさん電気を使うのは夜だけ。
電気会社はほくでん(北海道電力)で、電気料金プランはドリーム8です。
(※2023年現在、ドリーム8の新規受付はしていません)
昨年同じ時期から、1万円前後は値上がりした印象です
オール電化の戸建てで電気代が月11万円!とか、ネットニュースで読んで心配でしたが、まあそこまでではなく。
しかもオール電化だけではなく、都市ガスや灯油を使用している知り合いに聞いても、がっつり値上がりしています。
それに私の場合は、引っ越し後3か月、テキトーに暮らした時期の方が電気代は高かった・・・。
光熱費のトータルで考えると、札幌・一人暮らしなら、「オール電化だから高い(安い)」とは言えない気がします。
札幌一人暮らし・オール電化物件で節約できる?
結論!暖房の節約はやめた方がいいです
小まめに電気を消すとか、そんなミニマムな節約では、年間だとせいぜい数千円(いや数百円?)。
光熱費をどかんと圧縮するなら、シンプルに冷房と暖房をつけないのが効果てきめんだけど、やり過ぎはおすすめできません!
特に冬の暖房は、注意が必要。
「節約のためにたくさん着込んで、暖房をつけなければ安く済むんじゃないの?」
と、ご年配の方は気軽に言いますが、ダメ絶対!
人間が寒さを我慢できたとしても、建物や水道管が寒さに耐えられないからです。
マイナス4度以下になると、水道管の凍結リスクがあります
戸建てだけでなく、アパート・マンションでも水道管の凍結は起きます。
そうなると当然、破裂する可能性もある。
破裂したら、室内でリアル噴水!
水道代もすごいし、部屋が水浸しになるし、漏水したら階下に謝罪です・・・。
そして水道管を破裂させると、家財保険料が次年度に上がる場合もあります。
数万円の電気代節約では、割に合わないくらい「損」ですよ!
札幌一人暮らし・オール電化物件に住むメリット
オール電化物件だから、それがイコールで「光熱費が高い(安い)」とは言えないです。
でもオール電化だからこそのメリットは確かにある!
実際に暮らしてわかった実感と共に書いていきます。
キッチンのIHクッキングヒーター:安全&掃除しやすく感激
オール電化物件で、一番最高だったのはIHクッキングヒーター。
- 火事リスクがほぼない(安全)
- 掃除が最高にカンタン!
これは人それぞれ好みの問題もあるでしょうけど、私は火を使うのがちょっと怖い。
「ガスの元栓を閉めたか」、駅に着いてから気になり、確かめに帰ったこともあります。
ガス台でタバコに火をつけて、痛い目に逢ったこともあります…(昔
そして革命的に掃除がカンタン!
ガスの五徳と違って、サッとふき取るだけで終了です。
この便利さは、もう手放せないかも。
ただし当然ですが、煮込み料理をすると電気代は急上昇しますね。
だから「牛すね肉を6時間煮込んだビーフシチュー」みたいな料理は、材料代が激安でも、光熱費のせいでセレブ飯になります。
なので、圧力鍋は必須アイテム。
もちろんIH対応の圧力鍋は、世間で星の数ほど売られています。
電気代はオール電化専用割引:深夜料金プランが使える
オール電化物件に住むと、電力会社によっては専用割引プランが利用できます。
よくあるのが「深夜(夜間帯)は電気料金が安くなる」タイプ。
2023年現在は募集が中止されていますが、ほくでん(北海道電力)だと「ドリーム8」「eタイム3」あたりです。
※今後は、ヒートポンプ式暖房など省エネ設備に限定して、スマート電化プランに集約される様子ですね。
ちなみにオール電化のマンションによっては、夜間にお湯を沸かして、それを貯めておくシステムを採用。
夜間の電気代が安い時間にお湯を沸かして、それを昼間に使えるのは、オール電化物件のメリットでしょう。
貯められるお湯の量は、物件のタンク容量によりますが、今の自宅では湯舟約3杯分と説明を受けました。
それだけあると、休日でも1日自宅で過ごすのに十分足ります。
ちなみに友人が3人泊まりに来て、順番にシャワーを浴びても、足りないことは今までないですね。
隣人との兼ね合いが許せば、電気代の安くなる夜間や早朝、洗濯機を回して、作り置きの料理も一気に作るのもアリです。
札幌一人暮らし・オール電化物件で後悔したこと
札幌のオール電化物件で一人暮らしするなら、知らないと後悔すること。
デメリットを二つ紹介します。
停電のときは詰む…お手上げ!
オール電化物件の最大のデメリットは、停電になったときの無力さ・・・。
2018年9月の胆振東部大地震で、札幌・北海道全体がブラックアウト(停電)したとき
自宅マンションは、ただの箱となりました。ちーん
お湯が使えないので、お風呂に入れないしシャワーも浴びられない。
IHクッキングヒーターなので、調理もできない状況だったんですよね。
カップ麺をもらっても、食べられないということ
幸い9月の初めでしたから、札幌では残暑が終わって、ちょうど過ごしやすい時期。
暖房や冷房は必要なかったからいいものの、これが冬だったらと考えるとゾッとします。
命の危機だったと思います。
電気代は深夜料金プラン無しだと超高額
オール電化物件での一人暮らしは、「電気料金の割引プラン(深夜料金プランなど)」を使いこなせるかが全てです。
要するに、電気代の安い時間を逃すと、
電気代は超高額で詰みます。ホントです
例えば、夜間に給湯システムを使ってお湯を溜めるシステムの場合。
私の住むマンションでは、これは「自分でやる方式」です。
で、忘れちゃう・・・よね~
夜間の電気料金が安いプランは、昼間はがっつり割高。
ほくでんが損しないように、ちゃんと設計されているわけです。
昼にお湯を溜める生活を1週間続けたら、あはは、請求書が間違っていると思っちゃった
(ちゃんと払いましたよ、もちろん)。
それから料理好きな人にとっては、昼間に思いっきりIHが使えなくて辛いかもしれません。
ガスレンジのように、とろ火・弱火・中火・強火みたいな繊細な加減も無理です。
鉄のフライパンを使い込んで、育てていく・・・みたいなこともできないし。
まあ、私は何の不便もありませんが。
【まとめ】札幌一人暮らし・オール電化で私は得した!
札幌の中心部だけでなく、地下鉄沿線の学生街など、最近はオール電化の物件も増えていると聞きます。
そして私もそのブームに乗っかり(不動産屋に乗せられ?)、今はオール電化物件で一人暮らしです。
実際に住んでいる実感は、火事のリスクが少なく、掃除が革命的に楽ちん。
電気代の高騰には不安があるものの、総合的には得したなぁと思っています。
特に自炊経験の浅い学生さん、あるいは手元が危なくなってきたお年寄り。
この両者には、積極的にオール電化物件を強くオススメしたいです。
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