札幌の大学に進学して、念願の一人暮らし。
大学生(一人暮らし)生活費は、ぶっちゃけどれくらいなのか?
統計データと、実例2ケース(大学生の後輩)を紹介します
一人暮らしをするにあたって、考えなければいけないのがお金のコト。
家賃や光熱費などの固定費から、交際費などの雑費まで考え出すと、目が回ってしまいますよね。
それに札幌は雪国なので冬の光熱費が高い・・・と地域特有の事情もあります。
今回は、札幌で一人暮らしをしている後輩(現役大学生)2人に、1ヶ月にかかる費用をヒアリングしてみました。
ついでに札幌の一人暮らしにおすすめ節約ライフハックも紹介します!
【札幌で一人暮らしの大学生】平均の生活費は10万円前後
大学生が札幌市内で一人暮らしするなら、平均の生活費は10万円前後。
まずは国立大学の学生データを見てみましょう。
このデータは、2014年に北海道大学が発表した学生生活実態調査から抜粋。
学部生の平均支出の合計(つまり生活費)は、月10.9万円でした。
あれ、意外と少ない?
社会人だと、手取り13万円でも生活が超ギリギリなんですが!
もうひとつ、今度は札幌の私立大学に通う学生(一人暮らし)の生活費データも見てみます。
このデータは、札幌市手稲区にキャンパスがある北海道科学大学のもの。
アンケートの実施日は不明ですが、2023年時点の最新情報として公式サイトに公表されています。
ここでも、一人暮らしの大学生の生活費は月11万円(平均)。
ふーん?
そう思いましたか?
本当にそうなのか。実際に札幌で一人暮らし中の大学生2人から、生活費の合計と内訳を聞いてみました。
札幌で一人暮らし大学生の生活費(実例):1ヶ月の費用総額と内訳2例
お待たせしました!
一人暮らしで、1ヶ月でどのくらいの費用がかかるのか知りたい!という皆さん。
札幌で学生として一人暮らしをする2人の後輩へ、1ヶ月の生活費を聞いてみました。
ちなみに2人は大学生と短大生、そしてどちらも札幌駅以北の北大エリアに住んでいます。
大学生Aさんの一人暮らし生活費(札幌の北24条駅エリア)
Aさんの1ヶ月の出費はこちら。
【1か月の生活費(支出)】
- 家賃 : 57,000円
- 食費 : 約27,000円
- 光熱費 : 約10,000円
- 交際費 : 約20,000円
- 合計:11万4千円~13万円
【1か月の収入】
- アルバイト:57,000円前後
- 奨学金:7万円
- 仕送りなし
月によって変動はあるものの、平均すると固定費が94000円。
交際費が20000円と高めですが、その理由はAさんのお酒好き。
飲み会があれば基本断らず、むしろ自分が企画し、交際費がかさんでいるようです。
アルバイトは居酒屋で週3回、一回5時間ほどの出勤で月57,000円ほど。
仕送りはないので、残りは奨学金でやりくりです。
短大生Bさんの一人暮らし生活費(札幌の東区役所前駅エリア)
Bさんの1ヶ月の出費はこちら。
【1か月の生活費(支出)】
- 家賃 : 40,000円
- 食費 : 約30,000~40,000円
- 光熱費 : 約10,000円
- 交際費 : 約5,000円
- 合計:8万5千円~10万円
【1か月の収入】
- 仕送り:6万円
- 派遣アルバイト:不定期
- 貯金の切り崩し
Bさんは、国家資格の取得を目指すタイプの短期大学に在籍中。
実習が集中する時期は固定のアルバイトを組めないため、基本の収入は仕送りのみです。
自炊をあまりしない分、食費は高め。
オートロックマンションで、家賃も相場より少し割高。
でも仕送りは最低限なので、長い休みを中心にリゾートバイトで一気に稼いでいるそうです。
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【札幌で大学生の一人暮らし生活費】よくある出費とローカル情報を解説
大学生になって一人暮らしするなら、まず考えるべきこと。
それは、家賃・光熱費などの固定費はいくらまでOKかです。
固定費は節約しようにも限界があるから
そして誰でも節約しやすい「食費」について。
この固定費と食費、ついでに雑費について、札幌ならではのローカル情報をまとめておきます。
札幌で一人暮らし生活費:家賃は広さの割に安い
家賃は、固定費の中でも一番大きな出費。
でも札幌なら、一人暮らし物件の家賃は学生にはやさしい価格が多いです。
部屋の広さの割に安いと言ってもいいかな
例えばこれは、私の友人の例。
さっぽろ駅から徒歩5分ほどのマンションで、1K・31平米の広さ。
9階のお部屋の家賃で、管理費込みの5.1万円!
これ、先日の同窓会で出た話で、今は東京在住の友人が悶絶していました。
ちなみに東京都下の田舎アパートで、家賃7万だそうで・・・。
私の個人的なおすすめ、菊水駅周辺も3~5万円台でマンション物件あり
そういえば大学時代の友人の何人かは、さっぽろ駅~北18条駅付近で一人暮らしをしていました。
その家賃を聞くと大体5万円~6万円が相場。
そして女子のほとんどは、アパートではなくマンションでしたね。
札幌で一人暮らし生活費:水道・光熱費は冬は万単位
灯油代・電気代・ガス代・上下水道代を合わせた費用が「水道・光熱費」です。灯油代が含まれるのは、札幌・雪国あるある。
昔は、灯油ストーブの方が安かったから
最近は灯油代も電気代も値上がりも著しく、節約しなきゃかなりキツイですよね。
ちなみに札幌の賃貸では、エアコンは大体ついていないので、夏の電気代は本州よりもマシ。
でも冬の暖房代は、万単位で高額という特徴があります。
断熱が微妙な安アパートなら、冬1か月分の灯油代は3~4万円という知り合いもいました・・・。
札幌で一人暮らし生活費:食費は意外とかかる
札幌の一人暮らしは、意外と食費は高くつきます。
そもそも北海道は食料自給率も高く、物価が安いイメージがありますよね。
でも東京に出て行った友人に聞くと、札幌の方が食料品は高い。
東京はセレブとボンビーエリアの差が大きくて、下町方面なら「弁当が300円」の店もあるそうで!
(原料が何なのかは、たぶん聞いちゃダメなやつ)
1ヶ月の食費について、今回生活費を教えてくれた後輩は、Aさんが27,000円、Bさんが30,000~40,000円。
Aさんは、基本は納豆卵ご飯・・・自炊しているそう。
Bさんは、駅前スーパーで出来合いのものを調達しています。
札幌の大学生、一人暮らしなら自炊できるかどうかは、生活費でけっこう差が出ますね。
・・・と結論にしたかったのですが、そんなに変わらない?
あれ~?(Bさんは買い物上手です)
札幌で大学生の一人暮らし!生活費の節約のコツ4つ
一人暮らしの生活費、家賃・光熱費は削れないので、節約するなら雑費です。
なかでも一人暮らしの交際費と交通費は、方法次第でガッツリ減らせます。
親元を離れで、自由を手に入れた大学生だからこそ(養う相手はいないしね!)、現実的な節約法をどうぞ。
交際費は家飲みをメインで節約!
先に結論を言います!
大学生の一人暮らし、交際費の節約は「家飲み」が最強です。
アウトドアが好きなら、そのままBBQ。
そうじゃないなら、タコパ(たこ焼きパーティー)。
もしくは、みんなで桃鉄やりましょ!
桃太郎電鉄を作ったのは札幌の会社ハドソンです(もうないけど(号泣
ちなみに札幌近郊は、ドライブ天国。古民家カフェやら、ジェラートやら、おもしろB級スポットやら。
休日に車を借りて、みんなでドライブするのは本当に楽しいです。
でもレンタカーの費用を考えると、割り勘したとしても、一回のお出かけで5,000~10,000円の出費。
ついでに居酒屋によれば、1人最低3,000円はかかります。
その1人分の3,000円で、4人分のタコバ材料が買えます。
(タコパはコスパ最高!さすが大阪人が考えただけあるなあ)
\一人暮らし家飲みでBBQするなら、まとめ買いでさらに安く/
生活圏はコンパクトに!(交通費の節約)
札幌では、地下鉄の初乗り運賃が210円。
実はこの金額、他の政令都市の地下鉄より高めです。
そんなとき、心強い味方が自転車・・・ですね!一人暮らしの多い北大エリアでは自転車にのる若者をよく見かけます。
ただし雪が降ると乗れないので、冬場はどうしても交通費がかさんでしまう。
だから節約のコツは、生活圏をコンパクトにすること!
大学・自宅・アルバイトは、なるべく徒歩圏内や地下鉄1~2駅内にまとめましょう。
ちなみに札幌中心部は地下で繋がっています。
だから札幌駅からすすきのくらいなら歩くという人も珍しくない。
ヒールの音をカツカツ言わせて、小走りに突っ切る!・・・というひとり遊びをよくやっていました。
暖房費の節約ライフハック
札幌の冬は寒い。本当に寒い。
政府の統計によると、北海道の光熱費は1~3月は平均23,359円と高額。
7~9月が11,783円なのに対し、その差は一万円以上と暖房費がガッツーンとかかります。
[参考:総務省:家計調査2021年]
だから自宅の暖房は最低限にして、自分はどこか暖かいところに行きましょ。
(暖房を切ったら水道管が凍結するから、それはダメだけど)
その行先は、大学の図書館が本当におすすめ。
長時間いてもお金がかからないが、冷暖房がしっかり効いて超快適。
ついでに勉強までできてしまう(その気になればね)という三拍子そろった場所ですから。
バイト先の「まかない」で食費を浮かす
大学生のアルバイト、定番のひとつは飲食店。
せっかくなので、まずは「まかない」有りのお店を選びましょ!
同僚とおしゃべりしたり、おまけをもらったり
「まかない」とは、仕事終わりや休憩中にお店の料理が食べられるというもの。
まかないの費用はお店によってまちまちですが、無料か高くても200~300円。
ちなみに私が過去アルバイトをしていた某イタリアンでは、一食150円の給与天引きでした。
それで絶品イタリアン(たまにチャーハン)大盛り。
家族経営の居酒屋バイトの友人は、無料で夕食代を浮かせていました(太りました)。
そうそう少しマニアックですが、介護施設でのバイトも食事付きが多いです。
人手不足の業界なので、無資格でも歓迎されがち。 向き不向きはありますが、人生経験の幅は広がるし、就活の自己アピールにも使えます。
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