札幌のアパートを借りて、フリーターしながら一人暮らし。
これは無理ゲーなのか。
いや、そうでもない。暮らせます。キツイけどナ
かつてフリーターで、今は派遣社員&WEBライター(要するに「ほぼフリーター」)の私をサンプルに、リアルな生活費・内訳を大公開!
札幌でフリーターが住みやすいエリアや、最低限必要な生活アイテム&初期費用もまとめました。
これから札幌移住する人にも役立つとうれしいです
札幌在住フリーターのアパート一人暮らし:リアルな生活費
札幌では、最低手取り15万円あれば生活できます
まずは率直に、札幌在住フリーター・アパート一人暮らしの生活費の話。
生活のレベルを高く設定しなければ、ほぼ学生の生活と変わりありません。
毎月必ず15万円のお金を稼げれば、その範囲で借りられる物件もあります。
だから最低限の住居は、確保OK。きちんとお風呂・トイレ別の物件も選べます(探せば)。
ただし、築年数は20年以上というケースが多いことは覚悟してください。
それから、車を持つのも無理かな。
札幌は地下鉄・JR・バスで生きていける
フリーター一人暮らし:実際の生活費内訳
私の人生で一番、激安生活費だった時の内訳をどうぞ。
【札幌在住のフリーター・アパート一人暮らしの生活費(内訳)】
生活費 | 金額 |
家賃 | 3~4万円 |
管理費 | 0~5千円 |
水道光熱費(電気ガス灯油) | 5千円~1万円 |
水道 | 2~3千円 |
インターネット代 | 0~4千円 |
スマホ代 | 4000円 |
食費 | 3万円 |
被服費 | 1万円 |
交際費 | 1万円 |
合計 | 91000~11万6千円 |
控えめに表現して、極貧生活。ざっくり言うと、ザ・貧乏。
数年前に「最貧困女子」なんて言葉が話題になりましたが、他人事とは思えないです。
数か月だけでしたが、とてもきつかった
ま、札幌フリーター・アパート一人暮らしの現実は、手取り15万円でトントンくらいの生活費ですね。
管理費ゼロ円物件はワケアリかも・・・
札幌の繁華街エリアや白石区など、管理費0円物件はけっこうあります。
とても魅力ですが、正直ギャンブルです。
地雷物件も多いです!だからこそ管理費ゼロ円
住民同士のトラブルにも最低限な対処しか望めないし、共有部分のメンテナンスも微妙。
ゴミ捨て場がボロボロだったり、いっそ物件それ自体がずっと修復されず、老朽化が激しいケースが多いです。
住めないレベルではありませんが・・・(自己責任)。
冬場の階段は雪かきをされておらず、鉄が錆びているのは、まあご愛敬です。
フリーターの一人暮らし:札幌でアパートは借りられる?
そもそも、フリーターが札幌で部屋を借りるのは難しいのでは?
こう考えている方も多いようですが、実はそうでもないです。
札幌市は都会なので、幅広い需要に合わせた供給がちゃんとあるのです。
資本主義、万歳
参考までに、フリーター二人のケースを紹介しますね。
20代・女性・白石区(事務の派遣)
これは、私のこと。
当時は20代半ばで、大手派遣会社の経由で事務の仕事をしていました。
借りたのは管理費ありの1K・単身者用物件。
保証人は親で、審査には特に問題なく通りました。
30代・女性・白石区(飲食店バイト)
こちらは私の友人の話。
フリーターでなおかつ、保証人がたてられないという難しい条件でした。
でも結果的には、アパートで家賃3万円台の部屋を借りることが出来ています。
ただし「賃貸保証会社」との契約と不動産への「預金通帳」の提示が求められました。
札幌市でフリーター・一人暮らしで住みやすいエリア
札幌は区やエリアによって、治安も雰囲気・便利さも大きく違います。
それを踏まえて、これから札幌に移住する場合に、「フリーターが一人暮らししやすい」地域をピックアップしました。
どのエリアも、一人暮らし物件の平均家賃相場は3万円代(ワンルーム)です。
ただし駅近くや築浅となると、1万円ほどプラスされるイメージ。
エアコン付き物件もちょっと高いです
札幌市白石区:地下鉄東西線の沿線
まずは、札幌市白石区。
私自身も一人暮らしたことのあるエリアで、治安はアレだけど、総合的に住みやすいです。
ちなみに地下鉄駅「東札幌駅」から徒歩15分程度の場所で、家賃は1LDKで5万円ほどの部屋でした。
ここに決めた理由は、まず地下鉄駅が近いこと。
そして、遅くまで営業しているコンビニエンスストアやスーパーが徒歩圏内であることです。
若干家賃が高かった理由は、鉄筋コンクリート、角部屋を選択したという点。
当時は派遣事務バイト中でしたが、入居審査に引っ掛かることは特にありませんでした。
ただ家賃の支払いはきつかった
地下鉄東豊線「学園前」エリア
ほどよい利便性、生活、物件数なら、地下鉄東豊線「学園前」もおすすめです。
北海学園大学や北海商科大学の最寄り駅で、基本的には学生街ですから、エリア全体で物価も安いです。
細かい話ですが、駅内部のATMが北洋銀行とゆうちょ銀行という便利なラインナップ。
さらにスーパーはラルズマート、フードセンターなど、手頃な価格の買い物に困らない。ビバホームではリーズナブルな家具がありますし、生活用品もそろいます。
ただ学生が多いので、中心部への通勤が必要な場合はやや混雑しますね。
地下鉄南北線「平岸駅」エリア
同じように利便性や物件の選びやすさから、地下鉄南北線「平岸駅」もおすすめです。
駅からすぐに東光ストアや西友があり、コンビニエンスストアも複数店舗が点在。
夜遅くまで空いているファミリーレストランがあるので、フリーター生活で困りがちな食事問題も解決出来ます。ベントスなどのお弁当の店がそろっているのも助かる点です。
ついでに言うと、平岸駅は立ち飲み屋など1人で入りやすい飲み屋もいっぱいです。
手取り15万円でも月に1回くらいは、ねえ
札幌市西区琴似エリア
西区の中でも札幌中心部寄りのエリアでJR「琴似駅」周辺、さらに東西線「琴似駅」エリアも良いでしょう。
若干家賃は上がりますが、札幌中心部に近い割にはお手ごろ。
一方で利便性が高く、地下鉄駅そのものがイオンと直結しているのは大きなメリットです。
JR「琴似駅」も徒歩圏内にイトーヨーカドーがあり、何でもそろいます。
札幌でフリーターがアパート契約するための初期費用
住みやすいエリアで、良さそうな部屋が見つかったとします。
いざ契約となったら、どれくらい初期費用が必要なのか。
貯金、ありますか?
札幌でも賃貸契約の際には、敷金や礼金、仲介手数料と、まとまったお金が必要です。
フリーター・一人暮らしで3~4万円台の家賃物件なら、30万円~50万円貯金が目安かな、と。
札幌で賃貸契約のための初期費用(一人暮らし)
【フリーター・一人暮らしで賃貸契約の初期費用(内訳)】
敷金 | 家賃一か月分 |
礼金 | 家賃一か月分 |
手付金・預り金 | 一か月の家賃半分 |
仲介手数料 | 一か月の家賃半分 |
火災保険料 | 1万5千円ほど |
保証会社 | 利用の場合は家賃一か月分 |
鍵の交換手数料 | 2千円~1万円 |
3万円代の家賃で借りた場合、初期費用には15万~20万円は必要です。
もし敷金・礼金が無料の物件を探すなら、進学シーズンの2~3月が狙い目!
ただし学生しか住んでいないアパートは、夜に大騒ぎの可能性があるので、うーん私は避けます。
フリーター・一人暮らしの引っ越し費用
引越し料金は、単身パックの場合38,000円程度が目安。
これは札幌市内の料金として、多くの引っ越し会社で設定されている金額です。
もし荷物が少ないなら、荷物輸送のみの「赤帽」。
いっそホーマックで家電・家具を揃え、その配達用に軽トラックを借りるのも裏ワザです(店舗によっては不可ですが)。
ちなみにもうひとつ引っ越し費用節約の裏ワザ。
荷物を運んでもらうと同時に、自分も物件に向かいたいという場合は、交渉次第でトラックに乗せてもらえます。
ちゃんと助手席などに乗せてもらえるので、一応安全。
農家のトラックみたいに、荷台に乗れ・・・ってことはない
自分の移動費用は無料になるので、市外からの引っ越しではバカにできない節約。
もし自分の移動と荷物の移動のタイミングがあえば、相談してみてはいかがでしょうか。
ちょっとグレーな話なので、小さい会社じゃないと無理かもですが
札幌でフリーターがアパート一人暮らし:必要な最低限のアイテムと費用
フリーターは収入が不安定なので、一人暮らしの初期費用は節約したいところ。
特に初めて実家から独立する場合は、家具や家電がいろいろ必要なので、気をつけないとすっごくお金がかかります。
本当に必要なものはわずかですよー!
ちなみに大型家電店やニトリでは、必要家電の買い物リストを用意しています。
これを上手に利用して、各商品の最も価格の低い家電を購入しましょう。
フリーター一人暮らしで必要だった家具・家電リスト
参考までに、私自身の経験で「これは絶対いるよね」の家具・家電リストを書いておきます。
実体験ベースの結論です
【フリーターの一人暮らし:最低限必要な家具家電】
布団、ベッドなどの寝具一式 | 10,000円程度で全て揃います |
テレビ | 3万円から4万円代 |
冷蔵庫 | 3万円から6万円 |
電子レンジ | 9,800円程度がおすすめ |
照明器具 | 4,000円~(シーリング型) |
(備え付けが無ければ) | 電気もしくは灯油ストーブ10,000円程度 |
布団や寝具、ベッドなど
寝具は大型家具店よりも、ホームセンターのほうが安い商品が手に入ります。
また、ベッドは便利なようで実はスペースを取るものです。広く過ごしたいなら、布団をおすすめします。
必要がないときは、たたんでおいて大きな布などをかぶせておけば問題ありません。古い物件なら、押し入れがある場合もあります。
冷蔵庫
冷蔵庫だけは、生活スタイルや好みで個人差が大きい・・・。
ひとつはっきり言えるのは、冷凍庫スペースは必須です。激安店で買いだめし、それを冷凍する技を身に付けないと、フリーター一人暮らしは詰みます。
その他、野菜室などは無くても問題がない人もいます。
電子レンジ
一人暮らしで、しかもフリーター生活であれば、(経済的な問題で)自炊しないと暮らせません。
絶対に電子レンジのお世話になります。
これは多機能である必要はありません。とにかく「あたため」機能に特化している商品であれば良しとしましょう。
照明器具(天井の照明)
意外と忘れやすいのは、照明器具です。備え付けの部屋もありますが、家賃の安い部屋はけっこう付いていない。
治安の悪いエリアは、盗難防止でつけてない場合あり
昼間の内見で確認を忘れてしまい、気づけば夜間に電気がない!というケースがあります。
どこでも使えるよう、あらかじめ照明器具は用意しておきましょう。
ストーブ
これも激安物件あるあるですが、ストーブは意外とついていません。
換金しちゃう人もいますからねえ
だけどストーブと照明器具は、部屋サイズが決まってから購入すべきです。
商品には「何畳用」の表記があるので、ぜひ適正サイズを!
安いからといって、あえて小さいタイプを選ぶと、節約運転ができず、故障しやすく損します。
最悪買い直しになれば、何の意味もありません。
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